2006欧州弓道旅日記
 
 
 
 
 

2005年度「海外研修(弓道班)」引率 
 
 
 
 
2006年
 
1月31日(火曜・晴れ)
14:00〜研修の打ち合わせを行った。更新版最終の予定表を配付して概略を説明。少々合同稽古。YSD以外は稽古不足。セミナーの矢数に対応できるのか? 演武の打ち合わせと稽古。
 
 
2月7日(火)
7:45、SOTを送ってNTKの運転で大学へ向かう。少々仕事を済ませ、8:301号館前に集合。全員時間を守り、集合している。荷物を公用車に積み込み、KRH運転手とともに8:37出発。10:30成田空港着。アエロフロート、Dカウンターでチェックイン手続き。預けた荷物があることをモスクワで必ず伝えてくださいと言われた。荷物の個数確認のためだそうだ。RSN銀行でユーロに換金。RATE CASH は149.01円。昨年よりレートは悪い状況。ここ最近で最も悪いのでは? 248、846円で1670ユーロに換えた。出国手続きをして中に入る。KRK、MRIはベルトをはずされている(笑)。私は靴を脱がされた。12:30にC18カウンターに集合することにして、自由行動。たばこ2カートンを買った。目覚まし時計がついてきた。CHB銀行のレートを見ると148円台、少しだけレートはよいようだ。別途手数料があるのかな? 150ユーロを学生に渡すこととした。残り920ユーロ。12:30時間通りにC18に集合。学生にユーロを渡すと早速KRKは写真を撮っている。機内に乗り込み着席。18F。機内放送は日本語でも行われた。昨年はロシア人にひどい日本語だったが、ことしは通訳の日本人が同乗しているらしい。スチュワーデスさんではないようだ通訳の御世話係として同乗している。その機内放送によるとエコノミークラスではアルコール類は有料となったらしい。知らなかった。飲んで寝る予定であったが、有料では我慢するか。そのつもりでいたのでショックは大。音楽もないし、映画もない。昨年はあったのになぜ? やることがない。ウィーンとブダペストのガイドブックで下調べでもしよう。しかしとても10時間は持たないぞ。スチュワートに7UPをいただき、その後食事。チキン、ビーフ、フィッシュ、3種類もある。チキンをお願いした。最後にコーヒーをいただく。最初の食事は思ったよりはましだった。デザートのタルトは甘すぎる。寿司もついていたが、これは今ひとつ。
食事を終え、またガイドブックに目を通す。女子学生は2人ともいろいろ調べているようだ。食事後しばらくして学生は4人とも寝てしまった。KRKとMTMはほとんど寝ずに出発したそうだ。私はまったく眠くもない。ひまだ!!
・・・瞳を閉じていたら少々ウトウトしたようだ。しかしまだまだ時間がある。モスクワ時間PM2:45、飲み物をいただく。トマトジュースにした。あーさっぱりした。普段はトマトジュースなどあまり飲まないが、結構うまいもんだ。
食事が出た。クロワッサン、サラダ、デザートなど。コーヒーをもらったが、かなりまずい! 
MTM,KRKは再び寝に入った。ずーっと寝ていたYSDはさすがに寝ていない。私は眠くはないが少々休んだ方がいいかな。15:40。YSDはなんとまた寝に入った。
16:50着陸態勢に入った。予定PM5:20より早く着きそうだ。昨年は出発が1時間40分遅れてモスクワ到着時には夜景が見えたが、今年はまだ明るい。太陽が沈んでいない。早く着いても待ち時間がたくさんあるが....
17:10到着した。TRANSITで手続きを(待たされたが昨年よりはましだ)終え、免税店を見る。毛皮の帽子が今年も気になる。ワゴン販売でロシアのビールを2本買う。アルコール度4,5%と8%。8%のビールは冷えているが、4.5%のは他になかったのか常温の展示品をくれた。ぬるくてまずい。みんなで試飲した。KRK,MTMと再び免税店を巡る。彼女らはロシアの人形のついたブローチを日本円で買った。お釣りはユーロである。私は5ユーロが2ユーロに値下げされたロシアチョコレートを買っみて、みんなで食べてみたが、結構うまい。
こんどはMRIが食べ物を買いたいというのでYSDとともに同行。YSDがサンドイッチの値段を聞くと、8ユーロとのこと。1200円くらいだ。高すぎ!! 結局MRIは何も買わずに帰った。20:40、手荷物検査を終えて、待合室で待つ。21:10搭乗。客は結構少ないぞ16人くらいしかいない。MTM以外は早速寝に入った。
食事はチキンかフィッシュ。フィッシュにしてみた。まあまあだが、パンがパサパサでたいへんまずい。黒パンはMRIにあげたが、学生は皆好きな味ではなかったようだ。MRIも結局食べかなったかもしれない。私も黒パンは苦手だ。食事を終え、オーストリア時間の20:30。あと2時間弱だ。一寝入りしようかな。MTMは日記を書き始める。他の3人はまた寝に入ったが、日記はだいじょうぶか?
予定より早く到着22:10。なぜか拍手が起こる。
ウィーンはなんと雨。荷物を受け取り、ロビーへ。ロベルト氏とチェザル氏が迎えに来てくれた。学生達にも挨拶をさせ、KRKがロベルト氏の車に弓と矢を運ぶ。チェザル氏とMRIにお願いし、飲み物を調達。店が開いてなくて、マクドナルドかどこかで買ったらしい。水しかなかったと帰ってくる。5本で10ユーロくらい。高い水だなあ。細かくなるので私が支払うことにした。ベンツのワゴンタクシーを調達してくれたようで、これでホテルへ向かう。ロベルト氏はこれで帰り、明日ブダペストで会う。学生達はベンツだ!革のシートだ!運転手付きだ!と興奮。ホテルは西駅の近くと聞いている。PENSION HAGRITAというところだった。アパートを改装したような民宿だ。ペンションのおばちゃんが対応してくれた。宿泊者カードに記入して部屋へ。学生はおー!!と感動している。部屋はまあまあ綺麗だが、オーストリアのホテルにしては少々狭い。日本のビジネスホテルを少し広くした感じだ。でも天井は高く圧迫感はない。弓も引けそうだ。食事は別料金ということであったが、7時にお願いした。55ユーロ+朝食代5ユーロ。2人部屋は66ユーロ。チェザル氏は明日8時に来てくれる。明日荷物をペンションの倉庫で預かってくれるということで、ブダペストで必要のない荷物はペンションに預けてゆくことにした。ブダペストから帰ってきたらまたこのホテルに泊まる。MRI.YSDが「町を見てきていいですか?」と言うが、おいおいもう夜中の12時だし、「またにしたらどうだ」と外出は禁止した。石鹸しか置いてなかったので、シャンプーをMRIに借りてシャワーを浴び就寝。昨年のホテルにはついていたような気がするが、シャンプーは持ってくるべきであった。しかし、ポンプ式のでっかいやつを持ってくる必要はないだろう!MRI!
 
 
2月8日(水)
例により早く目が覚める。AM5:15。昨日は長い1日であった。やはり来年こそアエ●フロー●はやめよう。直行便がいいな。腹が減ったなあ。ペンションは西駅近くと聞くが、地図で見てもよくわからない。チェザル氏に確認しよう。もう少し土地勘を養いたいものだ。学生もどうやら目覚めているらしい。もう今日からブダペストセミナーがはじまる。元気を出してゆこう。
初心者が12人くらい。経験者が5、6人と、昨日ロベルト氏が言っていた。セミナーの進め方を検討しなければならないが、経験者のレベルも今のところ不明である。
 PENSION HARGITA GES.M.B.H(1070 Wien, Andreasgasse1)
7:00朝食。おばちゃんはハンガリー人のようだ。今日ブダペストへ行くと言ったら喜んでいた。別料金で25ユーロを食事後におばちゃんに支払った。部屋代は紅葉会がすでに支払ってくれているようだ。
置いてゆく荷物は倉庫に入れた。チェザル氏と会い、近くの地下鉄に乗り1駅でWien Westbahnhofを8:38に出る。11:12にBudapest-Keenfo"ldに到着予定。電車の中で出国スタンプと入国スタンプを押してもらった。電車代は行きが95ユーロ帰りが128ユーロで。五人合計223ユーロであったので、チェザル氏に支払う。ブダペストケレンホールド駅にはトマッシュさんが迎えに来てくれる予定。少し遅れて列車は到着し、トマッシュさんとガーブルさんと会う。荷物はガーブルさんが車でホテルまで運んでくれる。我々はホテルまで歩いて行く。ホテルGRIFF。また、宿泊者カードを書き、代金はVISAで支払い、81000フォリント。昼食は時間がなく、ホテルのレストランで日本人だけでとることに。飲み物は各自注文したが、食べ物はメニューを見てもよくわからない。「私が決めちゃっていいかい?」。学生のOKがでたので、チキンとポークらしきものを2種類注文。記載された値段も日本円でいくらかわからなかったが、おいしそうなものが出てきた。あとでわかったが、1000円ちょっとの料理だった。値段の割には大変満足。支払いVIZAで、11000フォリント。(合計54200円) しかし、昼食は慌ただしかった。
ガブリエさんのジープで銀行に行く。フォリントへ5万円分を換金。体育館へ到着後弓具の準備と着替え。
セミナー14:40開始。集合して挨拶の後、学生の演武を行う。私はカメラマンを担当。緊張したようだが、まあまあよかったのではないだろうか。
セミナーでは初心者が多数いて、弓具が足りないので。ゴム弓、素引きを交代で行ってもらった。学生には、自分で引いたり、初心者の指導を手伝ってもらった。初日のセミナー後半には、初心者組には、巻きわら(マットだが)に向かって初めての発射してもらった。弓にしっかりねじりを加えなければならないことを強調したので、1本目から、概ね問題はない。1本目が皆うまくいったのでたいへんよかった。その後も順調に発射に慣れた。ごく数名腕を打った人がいるが、ゆるみもほとんど出ていないので問題はないだろう。言葉の通じない中、1日目としてはたいへん上出来であった。
セミナー終了後食事。銀行の近くのセルフのレストラン。あまりおいしくはなかった。みんな残してしまった。食事後カフェーでカプチーノを飲む。ロベルトさんにご招待いただいた。チェザルさん、ロベルトさん、トーマシュさん、ガーブルさんらが明日の計画を立ててくれている。計画を学生に連絡し、ミーティングをここで済ませる。
明日7:30ホテルのレストランで朝食。8:30チェザルさんと出発。マーケットを見て買い物をしながらくさり橋まで歩く。その後アジア歴史民俗博物館?へ11頃行き、1時間程度見学の予定。昼食をすませたら14:00セミナー開始予定。
ホテルへ戻り各部屋へ戻った。YSD、MRIは出掛けたがっていたので許可。シャワーを浴び12:00就寝。
 
 
2月9日(木)
ぐっすり寝た感じがしたが、目覚めると2:30。まったく時差ぼけだ。眠くはないのでいろいろ雑用を済ませる。この日記もパソコンに入力した。
7:30、朝食。GRIFUホテルのレストランでバイキング。飲み物もたくさん種類があるしコーヒーだけでも何種類もある。カプチーノを2杯、カプチーノ+チョコレートというものも試してみた。パンもたくさん種類があり、今日はうまいパンにありつけた。腹一杯の朝食を済ませ、8:30にチェザル氏と会う。歩いて路面電車駅に行き、すぐに来た49番電車で町中へ。中央市場の中を散策。肉、野菜、ハム、果物、酒など、ブダペストの胃袋といった感じか。女子学生が買い物を楽しみにしていた何とか通り通って鎖橋方面に向かったが、ほとんど店は開いていない。その通りのスーパーに入る。学生はお土産などを購入した。ドナウ川沿いを通り、鎖橋へ。橋の上から国会議事堂を見る。次はミュージアムに行くために地下鉄に乗る。チェザル氏、方向を間違えたと、電車を乗り換える。地下鉄は黄色いかわいい電車であった。ロンドンの地下鉄に続き、2番目に古い地下鉄だそうだ。大使館などの並ぶ中央?通り沿いにあるミュージアム。11時から予約を入れてあるが、時間があるので少し先の公園へ。行ってみるとそこは英雄広場であった。昨年訪れた場所だ。道路を挟んで広場の写真を取る程度で、引き返し、アジアの歴史文化博物館?ミュージアムへ。マリアさんだか?名前は忘れたが、女性が日本語でガイドをしてくれた。そのミュージアムは、なんと今は日本の蒔絵の特別展を行っている。ロベルト氏に勧められたのだが、これはロベルト氏の趣味だけで選んでいないか?。ブダペストで日本の伝統、蒔絵の勉強をするとは...。しかもハンガリー人に説明を受けて教えてもらって...。その女性は1年間日本で勉強したそうだ。たいへんよく勉強されていて、分かりやすい説明で、日本人も知らないような蒔絵の専門用語も良く知っている。そのガイドの女性と話をしている中で、ABE氏を彼女は知っているらしいことが判明。びっくりした。「ブダペストはせまいのです」とおっしゃる。この学生達はABE氏の大学の後輩であることを伝えると、彼女もたいへんびっくりしていた。その頃、ロベルト氏からトーマシュ氏に緊急連絡があったようで、2時以降に来る予定のブダペストのテレビクルーが1時に来ることになったという。もう12時。食事をしている時間もないので、路面電車乗り換えの際に、KINGバーガーでハンバーガーを調達。また路面電車に乗って道場へ向かう。電車4回×150×5人、ロベルト氏に支払わなければ。1時、若干過ぎて道場(体育館)着。
セミナー開始前にインタビューを受ける。弓道とアーチェリーの違いは? 弓道で大切なことは何ですか?とか、真、善、美とはどういうことか? どのようにすればそれを得られるのか? ハンガリー人でも弓道を習得し、日本の先生と同じようになれるのか? などチェザル氏の通訳により答えたが、哲学的なことについてはニュアンスが難しい。
昨日学生の演武は済ませたが、撮影用に再び学生の演武を行った。セミナーの様子も撮影していった。来週、26日(木曜日)にスポーツ番組かなにか?で放送されるそうだ。
集合してセミナー開始。昨日出席出来なくて、今日からはじめる3人の初心者にまず指導。後からわかったが、この3人はハンガリーの流鏑馬アーチェリーをおこなってる人らしい。学生には巻きわら組の指導と自分の稽古をするように言った。
巻きわら組は、一部を除いて、たいへん上出来。ゆるみが出ている人がいるのが気になる。3人のアーチャーも概ね問題なく、巻きわらの発射へと移る。どうやらこの3人、お父さんとその息子2人らしい。お父ちゃんはすごく細かいところまで聞いてくる。「考えすぎずに、まず発射してみたらどうだ!」と言いたかったが、熱心に聞くので、初めての発射には必要はないとは思いながら、こちらも丁寧に説明した。ようやく発射となったが、発射すること自体には慣れているわけで、まったく問題はない。ただやはり、ハンガリーの弓に「角見の働き」はないわけで、弓手が固定されたままでの発射であったので、もっと左手を働かせることをアドバイスした。
トーマッシュ氏は妻手の使い方に問題あり。どうやってなおしたらいいだろう? ガーブル氏は残身よくなった。引きすぎて親指の皮がむけたようだ。 
今日のセミナーはかなり長く感じる。かなり疲れた、眠くもなった。受講者も疲れているのではないかと思い、「早めにおわりましょうか?」とトマッシュ氏に聞くも、めいっぱいの時間までやりたいようだった。
本日セミナーの最後に、流鏑馬アーチャーが演武をしてくれるというのでみんなで見学。様々な引き方があるようだ。しかし、これは伝統弓術なのか?流鏑馬を真似て新しく作られたものなのではないか? 世界に150人のメンバーがいるらしい。
終了後、アチラさんの居合いなどを修練する道場へ行って食事。居合いがおこなわれていて、試し切りなどを演武してくれた。ちょっとなんだか、ショウ的なあやしいものを感じる。そのハンガリー人の先生は門下生が500人くらいいるらしい。武道会?何とか流の6段だそうだ。学生も最初は感心して見ていたが、だんだんあやしさに気づいて、MRIなどは、「勝てそう!」と豪語しておった。
居合いも経験があるトーマシュ氏は、さすが、ハナから相手にしていない。「腹が減った!」と耳元でささやく。私は見ていなかったが、ガーブル氏などは鉄棒で遊んでいたらしい(笑)。いつまでみんあ見るつもりかと思ったが、ようやく区切りがついたようで、みんなでパーティー会場へ。
TOKAIワインで乾杯し、食事。学生達は流鏑馬アーチャー兄弟の18歳の兄ちゃん(マーク)と仲良くなり、盛り上がっている。テッキーラも飲んでいる。KRKは4杯くらい飲んだのでは? もう一人の流鏑馬アーチャーは兄弟の父ちゃんだが、長男がテッキーラを飲んで羽目を外しているので、怒られていたようだ。酒が飲めないYSD、テッキーラ2杯も飲むな! KRKは、TOKAI貴腐ワイン、赤ワイン、白ワイン、テッキーラなど飲んでハイテンション。よかったね、念願のうまいワインや酒が飲めて。しかし、胃腸薬のような酒はまずかったね。
居合いの先生はその後も弟子と稽古をしていたが、その稽古を終え、彼らも食事にやってきた。その先生が名刺を差し出すので、しかたなく名刺交換をした。来年ブダペストに来る場合には、連絡して欲しいとのこと。特別演武を見せてくれるそうだ(困った!)。ハンガリーに来て居合いを見なくても....、また特殊な流派のショウ的なものを見なくてもいい気がするが....、しかも、日本人に見せてどうしようというのだろうか? ハンガリーの何人かは興味をもって見ていたが...、私も学生達も...、あまり(ほとんど?)興味はわかなかった。返答にちょっと困った。ロベルト氏をだしにつかって、「ロベルト氏がすべて計画しているので私は何とも言えない」とその場しのぎ。ごめん>ロベルト氏。
カーブルさんの車にみんな乗れないので、先発隊でホテルに戻る。後発も戻ってきて、MTMが明日9:30で大丈夫である旨を伝えてくれた。シャワーを浴びて就寝。
明日は、7:30朝食。9:30出発。荷物をホテルへ預けてゆく。 
 
 
2月10日(金)
5:00起床。7:30食事。MRIがなぜかテンション低い。大丈夫か? 今日もいろいろなパンを食べる。10:00からセミナーの予定だが、的前組は日置体配の指導をして欲しいと言うことで、ある程度射込んだら実施しよう。巻きわら組はどうしよう? ロベルト氏は近距離発射させたいようだが...。近距離発射で問題はないが、矢が足りないのでは? まあ、時間がかかってもいい、ゆっくり引いてもらおうか。初心者が来たら、個別指導で巻きわらが引けるまでにしよう。細部はもう一度相談しよう。ロベルト氏への支払いを忘れないようにしよう。また、絹糸は誰が注文したのか、確認しなければ。
フォリントだいぶ、みんな残っているのでは? 共通の財布にも残っている。今日の夕食は共通財布から駅でサンドイッチと飲み物を調達して、電車の中で食べよう。
9:30出発予定。荷物は預ける。
セミナー最終日。昨日と同じように始め、途中から初心者は近距離の的前へ向かう。7m程度であろうか。まずは、「利き目」について説明し、各自の利き目を確認。左利き目は左を閉じて確認してみるように指示。左右のねらいは学生の指示に従って行い、上下は自分で決める。学生はねらいを確認のため、跳び箱の台を持ってきた(笑)。発射1回目は、的にとらわれて少々崩れる人もいたが、概ね良いだろう。人と比べるのではなく、自分自身の運動に注目して欲しい旨を伝えた。みんな意欲満々のようだ。
昼食は買ってきてもらい、控え室で食べる。
午後、KATANAという雑誌のスタッフが取材に来た。稽古は午前に引き続いた。私だけインタビューを受けた後、彼はセミナーの写真を撮っていた。彼の耳を見て、日本語で「柔道家ですか?」と聞いたら、彼は日本語で「はい」と答えた(笑)。ハンガリーでの日本の弓道はまだまだ普及しておらず、今後の発展が期待されることを告げると、雑誌の中でも紹介し、広報に協力してくれることを約束してくれた。
近距離発射少し距離を延ばし、学生にまかせて、繰り返し引いてもらった。ハンガリー語での矢取り合図を決め、合図もしっかり行った。そのうち、学生が「距離を延ばしてもいいですか?」と行ってきた。聞いてみると、すでに7割以上中っているようだ。それならばと、15mくらいの距離に変更して継続。私は、体配の指導にまわったが、体配の指導は結構たいへんだ。ほんとうは各人に1人の指導者ががついて、人手が必要だ。
いよいよセミナーも終了。初心者組はたいへん上達した。わずか3日でここまで出来るようになるとは。何より学生が彼らの上達度にたいへん驚いていた。15mでも「8割くらい中っているんじゃないですか?」と言っていた。ほとんど外れない人もいたようだが、人にもよるので、8割は大げさにしても、私の見渡した限り、全体としては少なくとも5〜6割以上は中っているであろう。日本の講習よりも上出来かも知れない。何しろ、意欲が高いことと、ハンガリーの弓術経験者やハンガリー馬上弓のメンバー達がいて、センスもよかったことがそうさせたのであろう。学生も身振り手振りで熱心に指導してくれた。学生も彼らの上達を目の当たりにして、それが何よりうれしく、充実感があったようで、「じゃあ、そろそろセミナー終了するよ!」と伝えたときに、「あと2時間くらい延長してはいけませんか?」と聞いてきたことからも理解できる。「体育館の利用時間のこともあるし・・・」残念ながら、学生の要望に応えられなかったが、受講者にとっても学生にとっても充実した3日間であったであろう。
ハンガリー馬上弓のメンバーから、「最後に先生の演武を見たい」と言われ、時間は押していたが、昨日は彼らの演武を見せてもらったし、息つぐひまもなかったが、1手(立・割膝)引いて終了した。
集合し、挨拶。3日間、おどろくような成果があったこと、体験弓道で終わらず継続して欲しいこと、また弓道場(体育館)でお目にかかりたいこと、国際連盟ができるが残念ながらハンガリーは入る予定ではないこと、しかし将来はここにいる方々がブダペスト弓道会を発足しハンガリー弓道連盟が出来ることを望んでいること、そしてハンガリーも将来国際弓道連盟の一員となることを望んでいることなどを伝えた。
セミナー終了し、学生達はお土産をあげたり、メールアドレスを交換したりした。写真もずいぶんたくさん撮ったようだ。
たいへんよいセミナー・交流であった。
後かたづけをして、荷物をまとめ、荷物はあとから車でホテルまで運んでくれるということで体育館に残し、体育館から少し歩いて、路面電車とバスを乗り継ぎ、トマッシュ氏、チェザル氏とともに王宮へ向かう。少し暗くなりかけている。美しい町並み暮れゆく空と明るくなる月、王宮から見たブダペストの町並み、夜景に学生たちは感動。私も昨年にも増して街頭の灯りはじめる町並みや夜景に感動。そういえば、君たちはまだブダペストの体育館以外はほとんど知らないからね(笑)。月も本当に綺麗。夜景も少しずつ変わってゆく。すばらしい一時だったね。
ケーブルカーで下り、路面電車でホテルへ戻る。トマッシュ氏とガーブル氏が来てくれる。
歩いて駅へ。駅でたくさんのサンドイッチと飲み物を調達し、電車に乗り込む。トマッシュ氏、ガーブル氏に早めに挨拶しておけばよかった(唯一心残り。学生も心残りだったであろう)。挨拶の時間もなく18:50電車が発車。トマッシュ氏、ガーブル氏、どうもありがとう。
さて、ウィーンに戻ったら2名だけホームステイということで、その2名決定の話し合い。少々雰囲気が暗くなってしまったが、女子2名がマーチンさん宅へ御世話になることにした。男子2名は私と同じペンションホテルで了解してくれた。21:30ウィーン南駅に着き、マーチンさんと会う。荷物をペンションに残しているので、一旦みんなペンションに向かう。
荷物を受け取り、女子2名はマーチンさんと帰る。
さあ、明日からウィーンセミナー。
 
2月11日(土)
7:30朝食。8:45チェザルさんと一緒に出発。地下鉄。バスを乗り継ぎ、ドミニックホフマンホールへ到着。いつもの体育館だ。集合挨拶、昨年の学生の様子を伝え、まず、私の挨拶礼射。2本目割膝で暴発し、最悪の礼射だった。午前は射込みを行い、適宜指導。昼食は体育館でみんなでピザやデザートなどを頂いた。私はあまり食欲がなかったので、ピザは食べなかった。
午後、1手立射のままで射技のチェック。19人全員を見てから、各自に指導助言。各人の指導内容を皆さんにも聞いてもらった。その後また射込み。適宜アドバイス。
セミナー後は昨年も行った「ガストハウス」で食事。レオポルト氏の勧めでウィーン料理らしいが、牛肉を煮たものを食べる。たいへんおいしい。ミックスビールと白ワインをいただく。たいへん楽しい時間。学生はすでにほったらかし。電子辞書やチェザルさんをうまくつかって楽しそうにコミュニケーションをとっている。料理にも大変満足しているようだ。チェザル氏、疲れたのではないか?
ロベルト氏の代車でペンションホテルへ戻る。女子2名はマーチンさん宅へ向かったが、途中ライブハウス?のような所に連れていってもらったらしい。マーチンさんは、「うるさい場所」と言っていたが、彼女たちはノリノリでたいへん楽しかったらしい。
例によって、私はまた眠れない。男子学生は爆睡だったそうな。
 
 
2月12日(日)
7:30朝食。
ロベルト氏が迎えに来る。
10:00、ウィーンセミナー2日目開始。
午前射込み。昼食は今日も体育館で、シュニッツッエル、チーズ入りチキンフライの選択。みんなで味見。セミナー午後、講義(五射について)。話もたびたび脇道へ逸れたが、熱心に聞いていただいた。弓道の射術以外の部分にも大変興味を持っていただいているようだ(「君たちも見習ってほしいね」>学生)。再び射込みの後、最後に学生の演武。っしっかりやってくれた。セミナー終了、集合挨拶し、プレゼント(ワイン、チョコ、音楽CDをいただく。学生達にもそれぞれプレゼントをいただき、感激していた。集合写真を撮り、解散。学生はプレゼントを渡したり、写真を撮ったりで大忙し。実は私もだったが、MRI、KRKは「アーッ、置いてゆくかっ!!」と胴着・袴・帯・足袋、すべて置いていった。
Centimeter? という居酒屋にゆき、夕食。学生とは離れて座り、ロベルト氏と来年以降の話をする。学生達はもうまったく問題はない。
学生達は巨大な盛り合わせや2mのウィンナーなどを注文し、うまそうに食べていた。私も試食させてもらったが、この盛り合わせはみんなで食べるにはいいねえ。私は、豆を煮込んだちょっと辛い・・チリ何とか?を注文したが、ちょっと外した(苦笑)。腹もあまり減っていなかったのもあるが皿が超大で、半分でギブアップ。フィリピン人のマーチン夫人もいらっしゃった。奥さんにお会いするのは初めてだ。
セミナーも終わり、学生も問題ないし、今後の打ち合わせも順調。愉快になり、ビール500mlを2杯飲む。
ロベルト氏との打ち合わせでは、来年4名が見込まれることを伝える。今年のようにブダペストとウィーンで4名であれば問題はないようだ。
また、夏に1人で来る方法について検討を行ったが、可能であると思うとのことで、最大1ヶ月、それ以内で調整しようと思う。マーチン氏、フランツ氏からNTK、SOTも一緒にどうですかと誘われた。2月は無理だが夏ならば可能だろう。ロベルト氏、オーストリア半分、ハンガリー半分で計画をしてくれる。また、ハンガリーの弓術や弓具職人、ハンガリーの流鏑馬などについて調査できるように各方面にコンタクトもしてくれる。私の受け入れについては、大学・研究者・連盟なり検討をしてくれるので、私も大学に必要書類の種類について確認する必要がある。受け入れはハンガリーの弓術研究家かウィーン大学に依頼してくれるかもしれない。オーストリア弓道連盟や紅葉会であれば簡単で問題ないとのことであるので大学に確認しよう。
今後の打ち合わせなど話し合えて有意義な夕食であった。学生は放りっぱなしで、イケメンたちと楽しくやっている。
夕食後、マーチン氏より、学生をパブのような所に連れていって良いかと聞かれたので、お願いすることにした。マーチン氏、昨日娘2名がライブハウスで喜ぶのを見て、昨日行けなかった男子学生も一緒にもう一度、若者が喜びそうな所へ連れてゆこうと考えてくれたようだ。ただし、「私は行かない。ヨルグやミヒャエルらに連れていってもらう」とマーチン氏(笑)。「先生も行きますか?」とロベルト氏。眠くないし、元気だったので「行こうかな」とも思ったが、私も若くもないし(苦笑)、学生だけを放出! 10:30、私はホテルでゆっくりした。男子2人に「帰ってきたら、部屋をノックして」と言ったが、その前に眠った。12時頃帰ってきたらしい。私ははじめて早く寝ることができ、久しぶりにぐっすり寝た。
 
2月13日(月)
7:30食事。9:00チェザル氏来て、ショーンブルンへ向かう。地下鉄乗り換え、ショーンブルンよりも1つ先の駅で降りる。少し散歩も楽しむにはこの駅の方がよいらしい。ファーストフードの喫茶のような店で待ち合わせ。KRK、MTM、マーチンさん、ヨルグ、フベルトはすでに来ていた。ブランコ氏もまもなく来た。ファンタを買って飲んだ。マーチンさんは仕事のようで、帰る。オペラの時にあう予定。マーチンさんと別れ、ショーンブルンへ向かう。植物園の立派な建物の横にてリスを発見。慣れているようで近寄って来ようとする。カワイイね。まずショーンブルンの裏庭(中庭?)の丘に向かい、宮殿の朝食場所という建物まで行った。現在はカフェとなっているのだが、残念ながら今改装中で3月まで休みのようだ。ショーンブルンの中は見学せず、トイレを済ませてまた出かける。ショーンブルン駅より昨年も行ったマーケットへ向かう。ケバッブを各自食べる。チキンとラムがあるらしいが、私はチキンを食べた。トルコ料理らしい。フベルト氏がトルコの甘いパイのようなものを買ってくれた。砂糖漬け状態でかなり甘い。ケバッブは量が多く、思いの外腹一杯になった。
カフェで休憩し、メランジェを飲む。学生達はケーキも注文。
毎年立ち寄っている名物オペラトイレに入る。私は今回が初めてだ。一見の価値はあるが、心地のよい用足しは出来ない。大の方も覗いたが、こちらは普通だ。
トラムにのり、市庁舎へ。2年前に来たときのようにスケートリンクが設置されている。向かいはフォルクスシアター?。歩いて町中へ向かう。フベルト氏はずーっとビデオを撮ってくれている。あとで送ってくれるそうだ。感謝!
有名なデーメルでザッハートルテの箱入りを購入。
共通財布を確認し、余裕がありそうなので、学生に20ユーロづつ返却。ウインドショッピング、ペスト撲滅記念塔、ステファン寺院へ。寺院内部を見学し、一旦ペンションホテルへ帰り、着替え。
5:30再びステファン寺院で待ち合わせ。ヨーグの友人MYM-MTNGさんも来てくれた。皆で夕食に行く。フリターデンスッペを注文した。あまりお腹が空いていなかったのでちょうどよかった。ビールも小さいのを1ついただく。
19:15オペラ座。チェザル氏、フベルト氏はここで別れる。MRI他、涙す。7:30オペラ開演。席はみんなバラバラなので、途中休憩の時に二階で合流。今年も飲み物は飲まなかったが、休憩室で上品な雰囲気を味わう。後半が始まるので各自、自分のボックスへ。オペラはブランコ氏がとってくれたのだろう。10ユーロの席であるが、紅葉会が招待してくれた。
オペラが終わり、10時お茶を飲みに出かける。出かけるというよりも、ペンションホテルの近くの店であるが、私は夕食スープだけだったので腹が減って、ブルストとアプフェルショーレを注文。学生達は飲み物と最後だから・・と甘いもの嫌いの学生までケーキを食べた。疲れと、研修もう終わり・・との思いからか、みんな少々暗い。12時頃になってしまったのでペンションホテルへ戻る。フランツ氏、ロベルト氏とはここでお別れ。
昼間寄ったスーパーで買ったキウイ生ジュースと懲りもせず「KOMBUCHA」を飲んだ。ホテルで費用計算。学生達にもう50ユーロ返せそう。明日返却。
 
2月14日(火)
7:10朝食。7:30ブランコ氏来る。7:40マーチン氏、MTM、KRK来る。
ペンションのおばちゃんに別れを告げ、荷物をまとめてベンツタクシーへ積み込む。さあ、ここでマーチン氏と別れのあいさつ。MTM、KRK、パパと涙の別れ。マーチン氏はブランコ氏に「娘達をtakecare!」。
地下鉄へ向かうパパを見つめながら、空港へベンツタクシーで向かう。渋滞するとまずいので、1時間くらいを見てくれたようだが、30分で到着した。チェックイン手続きをすませ、スーパーマーケットやその他の店でお土産を買う。結構時間があり、ゆっくり買い物もできた。
いよいよブランコ氏ともお別れ。今年も御世話になった。ありがとう。
手荷物検査を受け、中に入ってからも学生達はお土産を探していた。「帰りたくない」と言っていた学生もパスコントロールを通過し、搭乗。予定を少し過ぎて離陸。学生達はまもなく眠りについた。
ほどなく?モスクワに着き、乗り換え手続き。相変わらず無愛想なスタッフ。交替で免税店を見て回る。懲りもせず、またビール500MLを買った。冷えていてこれまででロシアNO.1かな? 19:20モスクワ発。帰りは結構寝ることができた。
 
2月15日(水)
結構寝ることが出来て、行きよりは短く感じた。10:45、ほぼ定刻に成田に到着。荷物を受け取り外へ出る。MTI先生と会い、空手の遠征組と合流し、IBUバスで大学へ向かう。学生達は興奮冷めやらず未だにハイテンション。バス内でユーロの精算。費用計算を済ませ、学生達へ返却すべき金額は大学に着いてから各自へ返金した。
「それでは、お疲れさま。期限までにレポートの提出をするように!」
 
2月16日(木)
ハンガリーで弓道がテレビ放映されたようだ。ロベルト氏からメールをもらい、以下のホームページ、
http://www.mtv.hu/cikk.php?id=95256
に映像が掲載されている情報を得た。
Napi Mozaik 
Napi Mozaik - 2006. február 16.
2006. február 16. 09:02
と書かれた下に赤枠で「100K」とある部分をクリックすると、映像が見られる。2項目目に「A nyíl útja - Japán kiudo magyar módra 」があり、これが弓道らしい。映像では16分30秒あたりに弓道が出てくる。日本の特集かな? 弓道の前にはYAMATOという太鼓のグループが紹介されている。ブダペストで公演を行ったようだ。
 
 
2月21日(火)
本日が期限なので、学生達がレポートを提出に来た。レポートの枚数指定はしなかったが、パソコン入力し、標準的に印刷したもので8〜18枚ものレポートを提出してくれた。うれしい次第である。「弓道理論実習」のレポートは3枚でも「えーっ!」と言うくせに、たいしたものだ(花◎)。これまた指示はしていないが、2名の学生が大げさな副題をつけていた。
 −TUNNING POINT−
 −私の将来が決まった海外研修−
おいおい、そこまで早計でいいのか? かなり、刺激を受けて、感じる所も多かったのは確かなようで、私もたいへんうれしいく思います。
 
 
 
 
 
※最後に、
ブダペスト、ウィーンで御世話になった方々、心から感謝の意を表します。学生達はたいへん満足して帰りました。「夢のような数日間であった」と心から喜んでいます。
私自身も、皆様の支援があったからこそ、このような「海外研修(弓道班)」を引率でき、無事に全行程を終了できたと思っています。
重ねながら、心より御礼申し上げます。
 
 
 
 
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2006旅後の手記:
 
・少なくとも2名の紳士が日本に増えた。
・学生は半日かけて英語のメールを書き、送信しているようだ。・学生2名が再びハンガリーやウィーンを訪れる方法や留学の方法について聞きに研究室を訪れてくれた。
・2名が、大学の授業でまずはまだ受講していない英語の授業も学びたいと言ってくれた。何かが変わってくれたようだ。
・私の写真も学生の写真も、みんなで共有した。合計2000枚を越えてしまった。
・御世話になった欧州弓道家が勝浦に来たら、喜んで勝浦を案内したいと言ってくれた。
・君たちのこの数日間、発見したこと感じたことを大切にしてほしい。わかってくれていると思うが、「人に優しくあれ」。
・弓道を通じて大切なものを発見したかな?
 
 
 
 
 
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メモ:
・国際化、国際弓連、国際大会などの問題
・連盟の情報でさえ、少ない。読めるか読めないかは別にしても、連盟は弓道誌を海外へ送るべきである。本当に必要である記事は、彼らで何とか読む方法を見つけるであろう。連盟のHPも海外から利用できるように英語で作成すべきである。弓道誌にも海外情報コーナーが必要であろう。海外情報コーナーは訳す必要もない、日本語でも英語のまま掲載したのでもかまわないのではないか、これから国際化するわけだし。
・海外からの審査の受け方を私に聞かれてもわからない! 連盟は海外からの受審方法を明確にし、各国へ通達すべきである。末端まで情報が届いていないようだ。
・海外専用の問い合わせ先もあってよい。
・欧州で審査を受けようと思えば、講習会に出て、10万くらいかかってしまう。日本に来て受審したほうが手っ取り早い場合もある。
・外国人専用の審査申し込み用紙があった方がよい。(すでにあるかどうか知らないが。・・・その後確認した。海外でのセミナー後の審査用にはあるようだ。日本で受ける審査には日本のものを使用するらしい。ただし、記載は母国語で良いようだ。しかし、どこ何を書いて良いかわからないだろう。もう少し親切な方法を検討したほうがよいのではないだろうか。国際化するので、日本の審査用紙も日本語と英語で併記で作ったらどうか?)
・現在、外国人弓道家は、全弓道家の2%弱か。
・ブダペストの美しい風景などを写した写真を掲載したサイトを見つけました。http://www.earth-photography.com/Countries/Hungary/Budapest_photos.html  
 
 
 
 
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教訓
 
シャンプー、歯ブラシは必要。
ドライヤーもあった方がよいが、ホテルで借りても良し。
映像、資料などがあった方がよい。
学生にデジタル写真を撮らせ、私は次回はビデオを持参。
滞在の諸経費はできるだけこちらで負担(契約も必要)
 
 
 
 

 
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