第3回世界伝統弓術祭典(WTAF)
 
 
            
 
2009年9月11〜16日、韓国において開催された。
新型インフルエンザの拡大防止措置勧告の関係で、Hongik 大学 International
Training Center に会場を変更して実施された。
昨年を上回る31ヶ国からの参加があった。
 
 
 
初日はフリートレーニング、開始式とオリエンテーション、新規審判認許、審判紹介、
各国参加者の紹介、記念撮影など。
 
 
2日目は開会式と各国弓術のデモンストレーション、交流練習。
日本は近的演武・戦場弓の演武を行った。
最終日の表彰式で日本チームは最高の名誉であるデモンストレーション最優秀賞を受賞。
 
 
 
3日目は5種目の競技が実施された。
男子1位(木村彰太郎)・4位(松尾牧則)、女子1位(橋本仁姫奈)と、日本チーム
は好成績であった。
内藤敬氏は最高齢賞を受賞。
 
 
 
4日目は学術的セミナー実施。
弓具をテーマに研究発表と質疑応答が行われ、日本からは黒須憲氏(東北学院大学・
日本武道学会弓道専門分科会)により、日本弓の製作と構造について発表がなされた。
 
 
5日目は買い物と観光、夜にはフェアウェルパーティー、閉会式。モンゴル弓術連盟会
長・副会長も臨席し、WTAF組織委員会とモンゴル弓術連盟の調印、2011年に
WTAF をモンゴルで実施することが確認された。(モンゴルには是非とも行きたい)
 
 
写真右の日本びいきのボリビア男性と私は全身衣装を交換した。
中央のモンゴルの女性は入賞賞品の韓国弓が「弱すぎる」と、私のいただいた韓国弓矢
セットとを交換した(私にはこれでも十分強すぎます。たくましい18歳)。
 
 
伝統弓術を愛する仲間たちとの充実した5日間であった。
 
 
 
 
 
 
 
       ★『弓道日本第12号』(太陽書房)にもこのイベントのレポートを掲載しました。
 
 
 
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