弓道とアーチェリー
 
 
 
 
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■弓道とアーチェリー、弓矢を使用する運動形態は同じであっても、競技としては明らかに別。弓道界では、用具の工夫を凝らして的中の向上を目指したり、技巧を研究し既存の技法から逸脱するような方法を試したりする場合に、「アーチェリーじゃないんだから・・」とベテラン弓道家から諭される場合が多々ある。アーチェリーの雑誌を見ると、アーチェリーでは用具の研究、トップアーチャーの射術分析研究など、弓道と比べるとかなり進んでいるように思われる。「アーチェリーじゃないんだから・・・」この言葉にはアーチェリーと弓道を区別化・差別化しようとする考えが根底に潜んでいないか? また、時として、弓道の精神性を強調して、アーチェリーよりも弓道を高尚なものに仕立てあげたいという意識が感じられないだろうか? アーチェリー実施者に対しても失礼ではないか。何かに視点を絞れば優劣はあるであろう。しかし、実施者にとって、そんなことを論議する必要はないし、競技として、趣味として優劣をつける必要はない。
「アーチェリーじゃないんだから・・・」という言葉に以前からたいへん不快感を感じている。
弓道において精神性が大切なことは承知しているが、それを強調することで、用具の研究・技術の研究を怠っていては向上はないのではなかろうか。用具の研究もおもしろい。技術の理論を学ぶのもおもしろい。精神の安定は心やすらか、騒ぐを見つめるのもこれまた愉快。自分のペースで向上を目指して取り組めばそれでよい。
 
あなたはコーヒーはお好きですか? 私は好きですが、砂糖もミルクも入れます。自称コーヒー通といわれるある人は、「コーヒーはブラックに限る」とのたまわれる。砂糖やミルクを入れる人を「コーヒーの味がわからないやつ」と小馬鹿にされる通の人もあるようですが・・・。大きなお世話! まあ私は好きなだけで通ではないのでしょう。
私は「コーヒーが好き」。
厳密に言うならば、「コーヒーと砂糖とミルクを混ぜた飲み物が好き」ということで、「コーヒーは嫌い」です。
 
なぜブラックに限るのか、なぜ砂糖・ミルクを入れるのか・・・、互いを知ることはマイナスではないだろう。知ったあと納得するやも知れぬ、せざるやも知れぬ。納得することが大切なのではない。自分がなぜ納得出来ないのか、なぜ納得出来たのか、それを知ったことが大切なのではないか。まあ、そんなことも、どうでもよい。力説するほどのものではない。
 
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■アーチェリー体験
2003年10月14日、アーチェリーを体験しました。市の広報で案内があったので、参加させていただきました。「勝浦わかしお倶楽部 設立記念イベント 後援会&スポーツ大会」(NPO千葉をつくる会)の中でのアーチェリー体験でした。受付高校生に「参加費は?」と聞いたところ、「必要ありません」とのこと。参加料無料で参加賞までいただきました。
あいにくの雨天で室内に変更して、10:00から開始式があり、体験教室がはじまりました。体験の延長に試合が組まれていました。これにはびっくりしましたが、20数名くらいいらっしゃいましたでしょうか? 「第1回・・・」とついた大会に1時間半後に参加するとは思いもかけませんでした。
 

■指導の手順を記憶のままに記すと以下の通り

・タブとアームガードの配付・装着
・立ち位置の指示
・弓の握る位置、親指の方向、人差し指の位置の説明
・矢を置くところの説明
・番える位置の説明・取りかけ方法の説明
・素引き
・2mくらいから畳(一畳横長)を二人づつねらう。
・引き込みの右手位置、親指の位置の説明
・矢の向きの説明
・3本発射
・矢の抜き方の説明、矢取り
・3本発射
・矢取り

・2列目の人に交代

・再度3本*2回、発射

・距離変更(5〜7m程度か?)、的の設置
・狙い方の説明(指導者が勘でサイトを調節していた)
・競技説明(本数・得点確認法・ホイッスルの合図)

・勝浦わかしお倶楽部設立記念イベント
 勝浦わかしおスポーツ大会 《第1回アーチェリー大会》射数:36
 
 
 
 
体験教室の準備
 
準備された矢
 
体験発射
 
体験発射
 
矢取り
 
試合の準備、距離のばす
 
的の設置
 
競技開始(年輩の方には補助)
 
16射終了時の得点(若干左上傾向)
 
競技の様子
 
 
 
■勝浦わかしお倶楽部設立記念イベント
勝浦わかしおスポーツ大会 《第1回アーチェリー大会》
 
距離:5m〜6mくらいか?
私のスコア:

 

 







Total

 

1ゲーム



 



10

10

10



 57

 


10

10





 55

  112



10

10




 57

  169

2ゲーム




 



10

10




 56

  225





10

10


 59

  284


 

10
 

10
 

10
 

10
 


 


 

 58
 

  342
 
※「X」印は、10点の中でも更に真ん中に中ったものを「X」と表記するそうです。「ゴールド」というやつでしょうか? スコアとしては10点にかわりはないようです。表の横軸1〜6は打った(アーチェリーではそう表現するみたい)順ではなく、よいスコアのものから順に記載するそうです。矢取りを行う前に確認してスコアを記載します。
 
以上の結果:スコア342点で優勝! 
弓道ならともかく、アーチェリーで「優勝」と書かれた賞状をいただくことなんて考えても見なかったので、たーいへんうれしい。
感想としては、すぐに発射体験ができて、すぐに競技らしきものへ参加できたことが衝撃であった。弓道は「弓道」でよいとの考え方もあるだろうが、弓道かアーチェリーということではなく、どこかに焦点を合わせて見ると、アーチェリーに見習う点は多分にあるように思う。競技後はお弁当までいただき、午後は、KBY先生の『障害者との関わりの中でスポーツのありかた』についての講演を聴かせていただいた。学生に戻った心持ちでメモもとらせていただいた。たいへん有意義な一日であった。
 
今日のコーヒーはブラックにしよう。
 
 
 
 
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